「バルーン」な失敗談

これは念願の国内リゾートで結婚式を挙げられたAさん夫妻のお話。

リゾート婚ということで、家族や親族、そして仲の良い友人知人にゲストとしてきていただく結婚式を予定されていました。


せっかくの結婚式なのでなにか記念に、そして来られた方がきてよかったと感じてもらえるパーティーを希望されていました。お話をきいているうちに、新婦の弟さんが最近バルーンアートに凝ってるらしくバルーンで装飾をしてもらいたいとのことでした。

早速、弟さんに連絡をしていただき「素人ですが姉のためなら是非」ということでお願いしました。


結婚式前々日、お休みだった弟さんにきていただき早速作業をしていただきました。

前もって作っていただいている装飾ものを私たちスタッフがあーでもない、こーでもないと弟さんと話ながら並べていきました。

途中、新婦(お姉さん)や新郎のことを弟さんとお話しながら、1日がかりで装飾が完了しました。

「当日が楽しみです。みなさん、姉のためにありがとうございます<(_ _)>」と頭を深々下げられ、お姉さん想いの良い弟さんだなぁ〜とスタッフ一同感激致しました!(こんな弟がほしい〜〜!)


ところがこの時、私たちはあるミスをしていたのです・・・・(泣)


結婚式当日、弟さんと私たちが見た光景は今でも忘れられません。

それは、前々日に飾った色鮮やかに膨らんだバルーンアート達が見るも無惨にしぼんでいたんです(泣)

これでは結婚式には出せないと弟さんはお姉さんに話し、とりはずす作業に。

お姉さんは「頑張ってくれてありがとう。大丈夫だよ」といってくれたのですが、「やっぱり素人の僕じゃなく、プロの方にお任せすればよかったのかな」と弟さんの表情は少し寂しげ。


バルーンアートは普通の空気(人の息もですが)を入れると、1、2日もすればやはりシワがよってしぼんでしまいます。また、会場の温度や湿度も関係があったのでしょう。やはり、バルーンアートはヘリウムガスやそれにあったバルーン、そして空気が抜けにくくなるコーティングなど、いろいろとやり方があるそうです。私もこの時は本当に勉強不足でした。

これを読まれているみなさんでバルーンアートを結婚式にお考えの方は、プロの方に頼まれた方がよろしいかも。


その後、結婚式はとても素敵に終了し、弟さんの顔にも笑顔が戻ってなによりでした。

最後に、その日の朝作られた弟さん手作りの花束のバルーンアートをお姉さんに渡され、新婦さん感動されました。と、それと同時に前々日バルーンを装飾していたとき、実は写真をとっていたのです!その画像も新婦さんに簡易のアルバムとしてお渡ししました。すごく感謝していただきました。


バルーンアートはしぼんでしまいましたが、お姉さんを想う気持ちは伝わったとおもいます!今度は弟さんが幸せに膨らんで下さいね!

プランナーの本当にあった結婚式の怖い&面白い話

幸せなお二人を間近で感じられるウェディングプランナーをはじめて早数年。 私が体験したリアルな出来事を少しづつ紹介していきます。 ドキドキする怖い話や心に残るいい話、鉄板の面白い話など、結婚をお考えのお二人の参考にしてください。