「破壊的」な失敗談

これは、友人の結婚式に参加したときの話です。

仕事柄、よそのスタッフさんはどんな動き、どんな働きをされているかものすごく興味があります!

今日も新郎新婦を見ながら、お姑さんのように目を光らせ,見入ってました。

今回の結婚式はリゾートウェディングでそれを専門にされている会社に依頼されたとか。

どんなお仕事をなさるのか勉強になります!


そんなことを思いながら席次つくと、なにやら新郎が慌ただしく動いている。

「うん?」と思って、友人に「どうしたの?」と尋ねると

新郎新婦の入場の時に自作した生い立ちビデオを流して、自己紹介と結婚までの流れをゲストにお知らせするという予定だったのですが・・・・

なんとウエディングスタッフの一人が流すはずのデータが入っているパソコンを落下させ、壊したそうなんです。(しかもそのパソコンは新郎の私物)

そのスタッフがデータをどうしていいか分からず、新郎が借り出され10分から20分式が延びていました。その間、新婦は一人きり。

耐えかねて、友人と二人で新婦の側にいき、気を紛らわせてあげました。

結局、データは復帰できず、自己紹介は映像なしの言葉のみ。しかも時間押してしまい、馴れそめは司会者により勝手に省略されたそうです。

(誰のせいだー!コラッ!!)


パーティー開始早々、アクシデントを起こされたことにより新郎新婦の顔が引きつっています。と、同時に私たちも何か異様な空気に・・・・もうなにも起こらないでと友人と願っていた次の瞬間!


「ガシャン!ガシャン!」と厨房の方からお皿が割れる音が。

地震がおこなったわけでもないのに、凄い数のお皿の音。そして・・・・怒鳴り声。

これはダメですよ。ゲストに聞こえるような怒鳴り声は。HAPPYな気分が台無しです。


どうやら料理がのったお皿をスタッフ(まだ慣れていない)が割ったらしく、半分のゲストには料理が出て、半分のゲストにはお詫びが出てました。

残念ながら私はお詫びでした(T_T)


隣をふと目をやると、飲み物のグラスは割るし、キャンドルは倒す。スタッフ同士がぶつかるという、初歩のミス連発でした。私もたまには割ってしまいます。倒してしまいます。ぶつかってしまいます。それでも、気をつけて、起こしてしまったら謝罪しています。

そのスタッフたちはミスをしたら、そそくさとその場から立ち去り、上司をつれてきたり、他のスタッフを連れてきて手伝わしたり。

おいおい、まずは謝罪だろ!結婚式だけどデカイ声で謝れよ!(ちょっと飲み過ぎたかな)


一番危なかったのはウェディングケーキ。

比較的大きくはないのですが、それをワゴンに乗せ新郎新婦に持ってきてたのですが、スタッフがコードに足をひっかけ、ワゴンを飛ばしたんですよ!

すぐさま、新郎新婦の横にいたご両親がそのワゴンを止めていただいたんで、壊れることもなく無事にケーキカットができました。


有名なウェディング会社なのにスタッフの教育がなっていませんね。本当残念です。


そして、最後に配るプチギフトは料理学校の先生の新婦がこの日のために手作りしたクッキーでしたが、渡す時に中を見てみると・・・案の定割れていたそうです。

(持ってきたときは割れていなかったそうで)


本当に最悪な結婚式になったと嘆いています・・・・が、

10年経った今でも,お二人の間は割れることなく幸せだそうです!

プラス思考のお二人なんでなんだかんだと言いながら、今では笑い話になっていますね。

みなさんも有名な会社でも、先輩の声などや書き込みなどを見て決められた方がよろしいですよ。今回は10年前の話なんで、今はこんな会社ないと思いますが(^_^;

プランナーの本当にあった結婚式の怖い&面白い話

幸せなお二人を間近で感じられるウェディングプランナーをはじめて早数年。 私が体験したリアルな出来事を少しづつ紹介していきます。 ドキドキする怖い話や心に残るいい話、鉄板の面白い話など、結婚をお考えのお二人の参考にしてください。